Inventorのパワーユーザの方は、スケッチで線分を描くとき、Ctrlキー押しながら描くと水平、垂直、直行、接線などの拘束条件をつけないようにすることができるのをご存知かもしれません。複雑なスケッチを描くときなど、個々の線分にいちいち拘束条件をつけたくないときにはとても便利です。
同じテクニックを・・・
寸法配置するときの寸法編集ダイアログBOXのOn/Offにも使えます。通常は「作成時に寸法を編集」オプションをOn(寸法を入れながらその都度値を整える)に設定されていますが、たまに複数の寸法を一気に追加したい時、いちいち寸法編集ダイアログBOXが出てきてジャマだと思うことがあります。こんなときにCtrlキーを押しながら寸法を配置すると寸法編集ダイアログBOXが出てこないので、連続して寸法を入れることができます。
もうひとつは、スケッチのジオメトリ投影です。他のパーツのジオメトリを投影するとき自動的にアダプティブ(参照元が変われば追従する)になり参照関係が追加されますが、Ctrlキーを押しながら投影するとアダプティブをOffにすることができます。
*寸法配置時の寸法編集ダイアログBOX On/Offの設定は、アプリケーションオプションのスケッチタブの「作成時に寸法を編集」で、ジオメトリ投影時のアダプティブOn/Offの設定は、アセンブリタブ「インプレイスモデリング時に関連エッジ/ループジオメトリ投影を有効にする」でデフォルト値を変更することができます。
注:インプレイスとはInventor用語で、アセンブリからパーツに入り編集を行なうことを意味します。
[この記事はIn the machine US版ブログの記事<Several uses for the ctrl key>を翻訳(意訳)したものです。]
訳者追記
他にも裏技が隠れているかもしれません。(隠してどうすんだ・・・)
ご存知の方がいたら、コメントで皆さんに公開してみませんか?
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