こんにちは、
ユーザの方とお話した時、「何か困っていることは?」とお聞きすると、「アセンブリの干渉チェックをすると、ネジの嵌合部まで干渉の表示されてしまい、本来の干渉と紛らわしい。」といったご返事をいただくことがあります。
これは、ネジ穴のスタイル設定が原因です。設定が「副」の時に穴の経が小さくなるので干渉がおきます。「主」に変更しておけば干渉チェックから除外されます。
このネジ穴のスタイルを変更するルールを、iLogic で作ったものを紹介します。まずは、動画を御覧ください。
ルールは、ここから ダウンロードできます。
外部ルールとして作っていますので、以下の動画の手順でインストールしてください。
このルールは、ネジ穴のスタイルをパラメータ登録しておき、パラメータの値に応じてアセンブリ内の全てのパーツのネジスタイルを変更するものです。
パラメータの変更をフォームで行うと、更に便利に使えます。このフォームの作成方法も動画で紹介をしていますので御覧ください。
-YO
「Autodesk Inventor サービス & サポート」に公開されているマクロ「穴フィーチャねじ穴径の修正方法 改訂版」と同等の機能だと思いますが、マクロが旧バージョン当時のものなので、Inventor2013等ではこちらのiLogic版を推奨するということなのでしょうか?確かに、上記マクロをInventor2013で実行すると、ダイアログ表示に時間がかかったりして、挙動が怪しい感じはします。上記のiLogic版だと、テンプレートファイル等に事前に設定しておく必要がありますね。この設定をしていない、以前のファイルに対して、設定を追加するのが手間だと思いますが、良い対処方法ってありますでしょうか?
投稿情報: Wind | 2012年10 月 8日 (月) 11:19
こんにちは、
コメントありがとうございます。
ロジックは全く同じです。iLogicを使っている理由は、VBAでは64ビットOS上での動作に問題がある場合があるためです。
ルールを良く見ていただければ分かりますが、外部ルールとして実行すれば、テンプレートへの設定は必要無いように作ってあります。
こういったツールは、作るのにどれだけ手間を掛けるかというのが悩ましいですね。あなたがCADマネージャーで、ちゃんとした運用をしたいのなら、アドインにするのが良いと思います。
-YO
投稿情報: YO | 2012年10 月 8日 (月) 13:53
ご回答、ありがとうございます。グローバルフォームに登録することで、他のファイルでも実行可能なことを確認しました。ただし、初回実行時はユーザパラメータ「HOLE_SET」が無いため、「ネジ穴スタイル変更」ボタンを都合2回押す必要があるのが、少々残念なところです。とは言え、便利なiLogicだと思います。Inventorユーザー会のWishリストで上がっていましたが、「干渉解析」コマンドのダイアログで切り替えることができれば、一番スマートだと思うのですが。今後のバージョンアップに、期待したいところです。
投稿情報: Wind | 2012年10 月 8日 (月) 19:38
アセンブリで[ボルト締結]コマンドで配置したボルトとナット(いずれもコンテンツセンターからの配置)間が、干渉だと認識されるため、紹介のあったiLogicツールで「ねじ穴直径」を「主」に変更したら解消されるかと思い、試したところ駄目でした。アセンブリの「詳細レベル」を「すべてのコンテンツセンターを省略」に切り替えると、コンテンツセンターから配置したパーツとそれ以外のパーツとの干渉がチェックできなくなります。うまく干渉チェックする方法はないものでしょうか。
投稿情報: Wind | 2012年10 月16日 (火) 13:59
ネジ穴の設定が変わらないのは、ナットのドキュメント設定でネジ穴の設定が旧型になっているためです。
投稿情報: YO | 2012年10 月16日 (火) 16:03