In The Machine 日本語版 - オートデスク製造ソリューション公式ブログ

Inventor Tips 1

先日、あるお客様を訪問したときにスケッチの小技を紹介しました。
Inventorは日本での出荷からもう10年立ちましたが紹介した小技についてはあまり知られていないように感じましたので、これからいくつかの小技を紹介していきたいと思います。

そこで、第１回目はスケッチの線を引き方について紹介します。
スケッチで線を描いているときに、つなげて描く場合は順番にクリックしていけばいいのですが、つなげない線を何本か描きたい場合はマウスの右ボタンを押して［完了］するか、［Ecs］キーを押します。
しかし、これでは次に線を引くために再度「線分」ボタンを押さなくてはいけませんので１つのスケッチを作るためのマウスの移動範囲が多くなります。１日に何百もの線を描くケースはよくありますから結構大変な操作になります。

そこで小技の紹介です。

線を引くときに始点をクリックし、終点をクリックしますが、終点上にマウスポインタを持ってくると（または終点をクリックしてそのまま動かさない）ポインタの点はグレーになります。
ここでもう１回クリックすると終点からポインタは離れてますが「線分」ボタンは押されたままの状態になり、すぐに別の場所に始点～終点を指定して線を描くことができるようになります。

これで多くのスケッチ線を描くときの生産性はUPしますので是非お試しください。-kn

Autodesk Inventor Publisher 2011登場

5/18日に新しい製品を発表しました！
 
Autodesk Labsに掲載されていたInventor Publisherが正式な製品(もちろん日本語化されて)として登場です。
Inventor PublisherはCADデータを使って取扱い説明書など商品を説明するドキュメントを作成することを目的としたものです。
Inventorでもできるじゃないかという方がいらっしゃると思いますが、ポイントは「普段CADを使わない人がCADデータを使って高品位ドキュメントを作成できるツール」ということで、CADの多くのコマンドを覚える必要はなくシンプルな操作で効果的なドキュメントを作ることができます。
Inventorで作成できる方はInventorで、Inventorを触ったことがない方はPublisherで、ということになります。
作成した結果はAVIファイル、Flash動画、Word、Powerpoint、PDF、DWF、各種画像ファイルに出力できます。

お客様から商品の取扱について質問がよくあるという方は検討の価値ありと思います。
-kn