製品デザインの3次元モデルを作成する際に、モデルのエッジに様々な形の丸みをつけます。設計や製造のために必要な場合もありますが、デザイン上必要な丸みもあります。
その丸みは大きくフィレットとブレンドと分けることができます。
フィレットは、半径を指定し丸みをつけることが一般的です。しかし、半径が変化する除変フィレットもありますね。
ほかにブレンドの場合はより複雑でサーフェスとサーフェスの間をG2またはG3連続で滑らかにつなぐ必要があります。その幅を決める方法も半径フィレットのように決めることもできますがエッジから同じ距離、またはブレンド面の幅を一定にするなど様々な方法があります。
モノの特性上、製品デザインではフィレットが、自動車デザインではブレンドがよく使われていて、Aliasもブレンド面の作成機能が非常に優れています。
今回はあるエンドユーザーから製品デザインでよく使われているコーナーの作成方法について聞かれましたので、それを説明したいと思います。3つの面で構成されているコナーを丸める方法です。
通常であれば、Aliasのフィレット機能で簡単に作成できますが、なんだかの理由でそのコナーの部分だけがない場合を想定しています。たとえば、ほかの人がほかのCADで作成したデータをインポートしたらそのコナー部分だけがなくなった!ということです。ありえる話ですよね。
その際には、AliasでしたらN-sidedサーフェス(InventorのPatchのような機能です)で簡単に埋めることができます。接線または曲率連続も取れます。しかし、あくまでも埋めてくれるような感じですので、面の質は意匠面で使えるものではありません。
なので、手間がかかってもより滑らかな面構成でコナー部分を作成したい場合はどうすればいいですかという質問でした。
その方法をムービーで作成しましたのでご覧ください!
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