こんにちは、
本年も宜しくおねがいいたします。
iLogic の便利さにハマってしまったユーザの方が増えてきたように思います。嬉しい限りです。さて今回は、少し上級編の使い方について説明します。
iLogic のUI を使うと、非常に簡単にルールを作ることができますが、少し凝った作業をさせようとした時、適当なスニペットが見つからなくて困った事はありませんか?
こんなときは、Inventor のAPI を使ってルールを作ってみましょう。
実は、iLogic では、VB.NET で作成したInventor のカスタマイズプログラムのコードを、ほとんどそのまま利用することができます。
これは、Visual Studio で作成したコードです。開いているドキュメントの色スタイルの名前のリストを、マルチバリューパラメータに登録する処理を行なっています。
このコードを iLogic のルールエディタに貼りつけて、少し、編集を行います。
修正箇所は、ドキュメントオブジェクトの取得やパラメータの登録などのスニペットを利用する部分だけです。このルールを実行すると、パラメータに色スタイルリストが登録されます。
サンプルルールを3つ作成しましたので、どうぞ参考にしてください。 こちら からダウンロードできます。
- ネジ穴スタイル変更.iLogicVb
- 色スタイルリスト作成.iLogicVb
- 面に上書きされた色を元に戻す.iLogicVb
これで、iLogic の適用範囲がずっと広がります。
-YO
ネジ穴スタイル変更.iLogicVbは大変重宝しております。
『iLogic では、VB.NET で作成したInventor のカスタマイズプログラムのコードを、ほとんどそのまま利用することができます。』
とのことですが、Autodeskで公開されている「図面ツール-図面寸法の整列」のようなものも簡単にiLogic化することは可能なのでしょうか?
投稿情報: H.T | 2013年7 月23日 (火) 15:03
コメントありがとうございます。
VB.NETのコードをiLogicnのルールに移植するのは簡単ですか? という事でのご質問であれば、答えは「YES」です。
しかし、図面寸法の整列の様な、対話的な処理をiLogicで行えるかという事でしたら、答えは「NO」です。
iLogic は、イベント駆動のルールなので、対話的に処理に使うものではありません。
投稿情報: YO | 2013年7 月23日 (火) 16:07