サワディカー。海外特派員のemです。実は韓国出張の報告が遅れたのは、直後にタイへ行ってたからです。これは一応"出張申請書"を出してきましたが、どちらかというと慰安旅行のようなもので、世界中のオートデスク社員の一部が参加していました。
バンコクに6日間滞在していましたが、辛いものが苦手でココナッツアレルギーがある私としては、ちょうど良いダイエット期間になりました。さらに暑い中を、日本にいるとき以上に歩き回り、よく熱中症にならなかったとびっくりしています。
写真にある黄金の仏像は、バンコク市内でも有名な涅槃像のあるお寺の一角にあります。このお寺は王宮の一部だったため、豪華絢爛でした。一番びっくりしたのが、仏像の表情と内装でした。日本のお寺に行くと、どちらかといえば厳粛な雰囲気の仏像が多いのですが、タイでは明るく温かい感じがする仏像が多いのです。
もうひとつ、日本人にも有名なお寺として『エメラルド寺院(ワット・プラケオ)』があります。実際の仏像は翡翠でできていますが、色はエメラルドそっくりの、深い綺麗な緑です。衣装も3つあって、乾季用、雨季用、そして夏用だそうです。タイはいつでも夏のような気がしますが、ちゃんと違いがあるそうです。この寺院には3つの塔が入り口にあり、スリランカ形式・タイ形式・カンボジア形式で成り立っています。この写真は、タイ形式の塔を守っている鬼と階段に沿っているナーガです。ナーガは蛇のかたちをした神様で、土と雨の神でもあります。また、土曜日生まれの人の守護神(ちなみに私も土曜日生まれ)だそうです。どうしても仏様の教えを被りたくて人間に化けて講義を受けていたそうですが、夜のうちに元に戻ってしまい、寝坊したときに正体を見られたそうです。それを見た仏に、講義は受けることはできないが寺院の守護神になってくれと頼まれ、姿を変えてタイ寺院の屋根や階段に飾られるようになったそうです。頭が複数にあるように見えるのは、早い動きの残像が残っている様子を表しているそうです。
夜のパーティーでは、このようなダンサーによるタイ舞踊を鑑賞できました。やはり一番びっくりするのが、掌の反り返り。何も抑えなくてもあれほど曲がるのに、みんなびっくりしていました。ガイドさんに聞いたところ、タイではタイ舞踊が小学校教育の一環で、手が反り返るようにシャワーを浴びているときに母親が手を抑えているそうです。よって、ガイドさんも日本人では考えられないぐらい、手が反り返っていました。そして、舞踊の道に進む人達は、日本の手タレ同様、炊事洗濯はできるだけさけ、手の柔軟性を保つそうです。
この旅行を通して一番感じたのが、タイの人達はとても温かく、人が困っているとすぐ助けてくれます。また、信仰心が厚いためガイドさんなど行くお寺ごとに寄付をしていました。現地のツアー担当者達は、質問するとちゃんとフォローまでしてくれ、とっても快適に過ごせました。食事に問題がなければ、ぜひ長期滞在したい場所で、タイにはまってしまう人達が多いことにも頷けます。誰に対してもサワディカー(こんにちは・さようなら)、そしてコップンカー(ありがとう)の気持ちを大切にしている国に行くと、ちょっと恥ずかしくなってしまいます。
皆様、サワディカー。そしてコップンカー。
コメント