緊張と緩和。この落差が笑いのメカニズムだと提唱したのは、故・桂枝雀師匠。
けだし名言だ。例えば、葬式のときのオナラがとてつもなく面白いのは、まさに
このメカニズムによるものといえる。
以下、とある営業マンによる今年2月の体験談。
「まいったな・・・。ヤ○ザ様だよ・・・。
オイラの両サイドの席、ヤ○ザ様御一行ですっかり埋まちゃったよ・・・。
せっかく今日もいい仕事したっちゅうのにな~。
出張帰りのフライトでこんな目に会うなんて、トホホだ・・・。(┯_┯)
しかもヤ○ザ様達5名様、初めは窓側席に固まってたンだぜ。それが途中で
『おう、そっち空いてるぞ。』なんて、中央列のこっちに移動して来ちゃったんだ。
しかも、どういう訳か回り込んじゃって、オイラ挟まれちゃったじゃん!
なんでだよ!両側ヤ○ザだYOOO!
あ~、何事も起きませんように、ナンマンダブナンマンダブ・・・。
あ・・・飲み物のサービスが始まったぞ。やっべえな~、
『おう、そこの姉ちゃん!酒!酒!じゃんじゃん注げや!』とか、
『何ィ~?アルコールは有料だぁ~?ふざけんじゃねえぞ!ゴルァ!』なんて
大騒ぎしないでくれよ~。並んで座ってるオイラまで仲間かと思われて、好感度
下がっちゃうじゃん!いやいや、そんなノンキなこと言ってる場合じゃないぞ。
あ~、何事も起きませんように、ナンマンダブナンマンダブ・・・。
うわー、キターーーーー!( ̄□ ̄;)!!
CA『お客様、お飲み物はいかがでしょうか?』
ヤ1『リンゴジュース。』
ヤ2『あ、こっちはオレンジジュース。』
ぷぷぷぷぷぷぷ!え?何?ヤ○ザ様御一行ったら、ジュースなの?
じゅーちゅ?お酒じゃないの?じゅーちゅなの?
ワハハハハハ!Ψ(`∀´)Ψ
・・・あ!だ、駄目だ、ここで笑ったらシメられる・・・。
我慢我慢・・・ぷぷぷ、く・・・苦ちい・・・。」
緊張と緩和。まさにこの落差が笑いのメカニズムだ。
ただし、緩和が更なる緊張を招く場合もある・・・。( ̄ー ̄)ニヤリ
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