こんにちは、
Autodesk Inventor のドキュメントライブラリ のAPI というカテゴリーでは、API を使ってカスタマイズしたツールを紹介しています。今回、Inventor2008での動作確認結果を更新しました。ツールの中に、「コンポーネントの配置」がありますが、今回、少し改良したもので更新しました。
LocateCenter
選択したコンポーネントを原点に配置し、固定拘束をセットするマクロプログラムです。
今まではひとつのコンポーネントを選択するたびにプログラムを終了していましたが、連続してコンポーネントを選択できるようにしました。選択を終了してプログラムを終了させるには、ESCキーを使います。
LocateCompByConst
選択した二つのコンポーネント間で、同じ名前の基準平面同士でフラッシュ拘束をつけるマクロプログラムです。原点を共有しているモデルであれば、アセンブリ拘束が簡単に行えます。
ブラウザ上に表示される拘束が「フラッシュ:1」というように、どの基準平面のフラッシュ拘束なのかが不明なので、「F_YZ:1」とをどの基準平面なのか、ブラウザ上に表示するようにしました。
また、コンポーネント同士ではなく、トップアセンブリの基準平面と拘束させたい場合があります。この場合は、「同じコンポーネントを続けて2度選択する」とトップアセンブリの基準平面と拘束します。
LocateCompBySketch
アセンブリモデル上のパーツスケッチを使って、コンポーネントの配置を行うマクロプログラムです。スケッチ上のスケッチ点と線で示された位置と向きに合わせてコンポーネントを配置アセンブリ拘束します。
ブラウザ上に表示される拘束が何なのかが不明なので、「M_原点:1」「F_取 付面:7」「M_スケッチ:4」というように、対応する拘束がどれかブラウザ上に表示するようにしました。
また、コンポーネントの指定方法を、ファイル選択ダイアログから選択する方法に加えてアセンブリモデル中のコンポーネントからも選択できるようにしました。
スケルトンを使った3D設計をする時、どれも便利に使えるツールです。是非お試しください。
-YO
LocateCompByConst の機能で、トップアセンブリの基準平面と拘束させたい場合機能 とても有効なツールと思います。
贅沢を言えば、固定や、他のアッセンブリー拘束で位置が決まっているパーツやアッセンブリーに対して、方向と位置を推定して、拘束を追加してくれるとなおうれしいのですが(ユーザー会のwishListにも投稿しましたが!!)
この部分もふくめて、標準機能として搭載されるとなおうれしいです
投稿情報: 小林俊幸 | 2007年6 月 7日 (木) 07:55
こんにちは
マクロを使っていただいてありがとうございます。こうやってコメントをいただけると励みになります。
さて、標準機能になるかどうかは開発元で決まることで何ともいえませんが、マクロの方の改良は機会を見てやってみたいと思います。
投稿情報: YO | 2007年6 月 7日 (木) 08:45