こんにちは、
先日、カスタマイズツールの更新の紹介をしましたが、その中の「アセンブリ図面のコンポーネントの色を変更するツール」について、説明します。
このツールは、2008年にWEBに掲載した図面ツールを元にしています。今回、アドオンにしたのですが、その際に、高速化の改良を施しました。
というのは、「大きな図面でこのツールを使うと、終了するまでに時間が掛る。何とかして欲しい。」といった要望があったからです。このツール、色を変更する処理を、画層を変更することで行っているのですが、この事を利用して、AutoCAD側でコンポーネントを画層でグループ分けするといった使い方をしている方が結構いらっしゃいます。
改良して、処理時間を約1/3にする事が出来ました。例えば、Inventorのサンプルで、Suspension-Fork_Complete.dwg という図面ドキュメントがありますが、以前は22.2秒掛っていたのが、7.5秒で終わるようになりました。
どんな事をしたかというと、Inventor2011で追加されたChangeLayerというメソッドを使っただけです。以前は、線を一本づつ画層変換していたのが、一度にまとめて画層変更できるようになりました。逆に、Inventor2010のバージョンでは早くなりません。Inventor2010のバージョンで実行すると、以前の方法で処理を行います。
この事は、Mod the Machine Blog のChanging Drawing Curves to Match Assembly Color でも紹介しています。サンプルコードが見たい方はこちらのBlogを参考にしてください。
-YO
コメント