さて、10回にわたり細かな新機能を紹介してきましたが、今回は新機能といってもAPI(マクロ)についてです。
マクロと言うと引いてしまう人もいると思いますが、サンプルプログラムの話なのでご安心を。
左の画はInventorスケッチでの機構検討にパーツ毎に色を付けてみたものです。(これ、やりたい人多いですよね)
これは新機能としてコマンドが搭載されたというのではなくAPIでスケッチ色をコントロールできるようになったためにできるようになったことです。(APIの新機能!)
そして、そのサンプルプログラムがInventorをインストールしたフォルダの下(例C:\Program Files\Autodesk\Inventor 11\SDK\Tools\Users\GeneralTools)に入っていますので簡単に試してみることができます。(Setup.Exeを実行してインストールするだけ)
使い方は、Inventor11を立ち上げスケッチを作成するか、既存のスケッチを呼び出します。
スケッチ環境内やパーツ環境から、色を変えたいスケッチを選択して(複数選択可)マウスの右ボタンをクリック。すると 「Edit Color」というメニューが追加されているので選択します。あとは色を選ぶだけ。
但し、あくまでサンプルなので元の色を指定状態に戻したい!拘束の有無を色で確認したい!という時には自分でプログラム改造してくださいネ。
-kn
PS.このサンプルプログラムは、入力したテキストを右クリックして「Check Spelling」というコマンドからスペルチェックを行う機能もインストールされます。しかし、Inventorの裏側にスペルチェックのウィンドウが現れるケースがあるのでご注意を(一瞬ハングアップ?と思いました)。
また、サンプルなのでノンサポートです。ご承知おきください。
inventorユーザ会の掲示板であげていて レス 付けていただき このページを拝見しました。
ユーザー会の掲示板には、inv11で実現する機能であれば、確認できるのはもう少し先になるかな?と記述しましたが、やはりとっても気になり、急いでinv11をインストールして体験してみました。
この機能を希望している方が多いのでは思われているようでしたら是非もう少し使えるものにならないでしょうか?
それはやはり、スケッチの拘束 されている部分と 拘束されてない部分を見分ける方法の追加です。
最初の投稿の部分にも記述しましたが、実線、構築線、中心線の種類わけがあるのですから、拘束 非拘束を スケッチ線の太さ等(又は拘束が1本の線で、非拘束が二重線みたいな!!)何らかの方法で、定義できると、マップレイアウトが随分と見やすくなります。ここはどんな形でももう一歩の機能向上をお願いしたいところです。
投稿情報: kobayashi | 2006年6 月12日 (月) 17:49
どんな機能がベストなのかユーザー会内でまとまると話が進展しやすくなりますので、この話題に興味がある方は是非ユーザー会の掲示板で活発な意見交換を、そしてユーザー会総会やミーティングで話題としてドンドンとりあげてもらえるとうれしいです(個人的にもスケッチ色の機能強化は欲しいので)。
また、サンプルプログラムなので「拘束されている」「されていない」の違いは作り込まれていませんが、拘束の違いをAPIで取れるので、その結果どのような色表示にするかカスタマイズすることは可能です。
投稿情報: kn | 2006年6 月12日 (月) 18:41
参考になりました。ぜひ標準機能化してほしいものです。
ところでUsersフォルダには、
ほかにも以下のサンプルプログラムがありますが、
これってどんな機能でしょうか?
・AssemblyTools
・ColorSchemeEditor
・PartNumberModifier
・ThumbnailView
・UpdateThreadDesignation
すべて英語なので、分からずじまいです。
ぜひ、紹介してください。
すべて英語と言えば、材料・色など、スタイルに関わるものは、
11に至るまでずっと、すべて英語表記のままですよね。
ここら辺の日本語化も希望したいです。
投稿情報: TUKAMORI | 2006年6 月16日 (金) 16:34
スタイルの日本語化について、
どこに持って行っても困る人が少なくなるように英語を基本としています(AutoCADも色名など英語です)。
英語名の場合、日本人でも設計に携わっている人ならば何とか理解できると思います。
逆に日本語名にすると日本以外に持って行こうとした場合、多くのファイルの色々なところを英語に直さないと受けとり側が理解できず大変な思いをします。
日本語にした場合の方が困るケースが発生してしまいますので、スタイル等では英語を基本にしています。
"日本語でないと操作できない!"という場合は、すみませんが名前を付け直してください。m(_ _)m、m(_ _)m、m(_ _)m
投稿情報: kn | 2006年6 月17日 (土) 01:07
もちろんその他のサンプルを紹介することはできます。(準備します)
SDK(ソフトウェア開発キット)フォルダ内のプログラムは、基本的にはプログラミングの参考とするためのサンプルですので翻訳することは前提としていませんから英語なんです。
"追加機能"ではなくあくまで"サンプル"ということを理解していただき(ちゃんとしていませんからエラー処理も十分ではないので動かないのもあります)、カスタマイズの参考になればと思います。
もちろんサンプルでもそのまま便利に使えそうなものがありますので今回紹介したわけです。
投稿情報: kn | 2006年6 月17日 (土) 19:14
スタイルの日本語化について、英語を基本とするのは分かります。
Autodeskさんは、各言語版を出されている訳ですから。
ただ、現実、日本語以外の言語圏とデータやりとりする
必要があるユーザーがどれだけいるものでしょうか。
Inventor使ってる方の半数もないと思います。
英語を基本にするのは、それはれそれで構わないですが、
日本語のスタイルも併せて用意して欲しいものです。
それが、ローカライズというものではないでしょうか。
ヘルプファイルや、エラーダイアログの文章も、直訳っぽくて、
分かりづらい記述が、まだまだ多いです。
ユーザーからのフィードバックを待つのではなく、
真の意味でのローカライズに期待しています。
投稿情報: TUKAMORI | 2006年6 月19日 (月) 21:57
了解しました。Styleの日本語化は検討課題ですね。
また、文章についても頭が痛い課題です。出荷までに結構ダメ出しをして修正を入れているんですが、見てお分かりの通り膨大な量なので...翻訳が上手い人がInventorをバリバリに使えるわけではないので(言い訳でした)。
投稿情報: -kn | 2006年6 月19日 (月) 23:35